Love Slave
顔中心にスプレーを掛けられて、窒息死するわ。他にも腕とか脚とかあるでしょうが!!


「あれ・・・・椚先輩は?」


最初は来ないって言ってたけど、私の主治医として同行するって・・・・。


「先程、散歩するって言っていました」


「そう・・・・」


おじぎそうみたいにしゅん、としてしまった。脚を診てもらえないのもそうだけど、ちょっと話ぐらいしたいって思ってたのに・・・・・。


「・・・あの藪医者には気をつけろって言っただろうが」


「わっ!」


ぬっと会長が割り込んできた。しかも、眉毛がつり上がってるし。


「どんぐり小僧が気になるか?」


「気になるっていうか、その・・・・・」


ウサギみたいに口をもごもごさせる。


「奴隷のくせに、ご主人様の言うことが聞けないというのなら、手錠でも掛けるか」


「て、手錠!?」


「合宿の間は常に俺から離れられない。名付けて、愛の楔ってか!」


「絶対、い・や・で・す!」


そこまで私を束縛したいか。私は荷物を持ってさっさと自分の部屋へと入る。


ゲストルームとはいえやっぱり一人で使うには広すぎる。
私は窓を開け、バルコニーに出る。緑一色で、湖の水が太陽の光を反射してキラキラしている。


「綺麗・・・・」


「ロミオでも捜してるのか、ジュリエット」


「か、会長!」


「今はご主人様と呼べ」


恐らく、図ったのだろう。私の隣の部屋はご主人様だ。


「何ですか、ロミオって・・・・」
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