Love Slave
車が校舎の中に入る。
でも、ここは裏門だ。
「あれっ、どうしてこっちなんですか?」
「・・・・いろいろ事情ってもんがあるんだよ」
面倒臭そうに言った。
「ってなわけで、朝の生徒会の集いは無しだ」
背中を見せながら手を振り、進学コースの校舎へ行ってしまった。
「・・・・・・・?」
ガラッ
「世紀の大スクープよー!!!」
「!!?」
教室に入った途端、バカでかい声にびっくりした。
見ると、かなり久しぶりに会う新聞部部長・日向梅子の姿がそこにあった。
「噂をすれば、早乙女さんが来たわ!今日の朝の集会もなかったから、この話は本当なのね」
「は、話って?」
「とぼけんじゃないわよ。今日の朝刊見たでしょう?」
バン、と今日の朝刊を見せつけられる。裏一面。
『草薙財閥と三枝グループ、締結決定か』
それって、会長と繭さんの会社のこと?
「会社の問題のことですか?」
「そんなんどうでもいいわよ。重大なのはこの記事よ」
私が気付かないものだから、日向先輩がビシッと指差す。
『草薙財閥御曹司・草薙大和、三枝グループ社長令嬢・三枝繭、今夜婚約を発表』
そのとんでもない記事にド肝を抜かれた。
でも、ここは裏門だ。
「あれっ、どうしてこっちなんですか?」
「・・・・いろいろ事情ってもんがあるんだよ」
面倒臭そうに言った。
「ってなわけで、朝の生徒会の集いは無しだ」
背中を見せながら手を振り、進学コースの校舎へ行ってしまった。
「・・・・・・・?」
ガラッ
「世紀の大スクープよー!!!」
「!!?」
教室に入った途端、バカでかい声にびっくりした。
見ると、かなり久しぶりに会う新聞部部長・日向梅子の姿がそこにあった。
「噂をすれば、早乙女さんが来たわ!今日の朝の集会もなかったから、この話は本当なのね」
「は、話って?」
「とぼけんじゃないわよ。今日の朝刊見たでしょう?」
バン、と今日の朝刊を見せつけられる。裏一面。
『草薙財閥と三枝グループ、締結決定か』
それって、会長と繭さんの会社のこと?
「会社の問題のことですか?」
「そんなんどうでもいいわよ。重大なのはこの記事よ」
私が気付かないものだから、日向先輩がビシッと指差す。
『草薙財閥御曹司・草薙大和、三枝グループ社長令嬢・三枝繭、今夜婚約を発表』
そのとんでもない記事にド肝を抜かれた。