【短編】 先生・・・好きだよ
* 第1章 *

┗先生




「佑汰ぁー!待ってよー」


「嫌だ。」


「えーー(涙)」


春。
私(眞深)は中2になった。一番の楽しみはやっぱり・・・
クラス替えでしょ。
て、言ってもうちの学校は田舎だからたった3クラス。
悲しいなー・・・・

今日は始業式ー!!新しい先生の紹介もあるみたい!

ワクワクするなぁ・・・・これから何があるんだろう
後輩だって出来るし・・・それに・・・それに・・・



「おいこら!アホ女!始業式始まるんだろーが!野球部の新問が発表されるんだから急げよ!」



今怒鳴ってる(?)のは私の双子の兄の佑汰。
兄って言っても私が姉みたいなものだけどねー(笑)



「おい!聞いてんのか!?道に置いてくぞ!」


「それは嫌だよー(泣)お兄ちゃーん!!!」


「うっせぇな!嫌なら走れ!」



「よっしゃ!」



私と兄は学校までの距離を全力で走った。

裕太は足は野球部で速いけど、私なんか吹奏楽部で
走るの苦手だもん。双子でもこんなに違うなんて
世の中不公平!!!


そんな事を考えていたら学校に着いた

私はワクワクしながらクラス替えの紙を見た



これから何があるなんて知らずに・・・・

今でも大好きだよ・・・先生



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