君を抱きしめるから~光、たずさえて~
部屋を片付けるのりお。
自分から進んで机に向かうのりお。
不思議そうに鏡の中の自分を覗いて髪型をいじってみたり、とボクが恋なんて言ったばかりにませてしまった、ボクの恋敵(ライバル)。
それからそれから『メンズノンノ』なる、たぶん、年代物のファッション雑誌を兄の部屋から持って来て目を通しだすのりお。
たえずいろんなのりおが動き回っているので部屋が窮屈になった。
窮屈でたまらなくなって、ボクは彼の完璧なる世界からはじき出された。
『渡り』はそこで終わった……