甘い瞳に囚われて。
王子、猫離れの機会ですよ。





――キスマーク事件から二週間…



ロサと馬鹿やって怒られ、



前より打ち解けたルイスとは友達に昇格して、



ゼジルは相変わらずに自信満々な振る舞いをして、私は振り回される日々を送っている。



充実した生活を送っている。













「――…誰が、振り回しているって?」



背後でボソリ、と呟く声に私の肩はビクッ!と動く。



後ろに体を向けず、私は目を限界にまで見開く。



『だれかな~?』



フシュ~♪フシュ~♪



と、吹けないくせに口笛の真似をしていると…



ヒタヒタ…、と近づいいてくる足音。



その音に私の体はすぐさま反応し、



頭にこの言葉が浮かんだ。



"逃げるべし"




私は、忠実に足を踏み出し床を蹴った。


だが、





「逃がさない」



グイッ!!と私の体は、温かいものに包まれた。



身動きが出来ない私は、今ヤツに後ろから覆い被さり抱きつかれている状態。



それは、わずか三秒の出来事だった。







< 105 / 105 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

シンデレラ物語―ラブコメ風―

総文字数/61,809

コメディ142ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ふつーうの高校生を望む西園寺 千春です。 名字はお金持ちっぽいというイメージですが、現実は違います。 そう…貧乏な生活をしています。その結果…アパートを追い出されました。 そんな時、さらに出来事が重なりました。 そう…このあたしメイドになることになっちゃいましたー!! ご主人様は学校で一番権力を持つアイツ。 あたしが1番嫌いな学校一お金持ちグループのリーダー…  "久遠 仁" さぁ、ドタバタラブコメディの始まりですっ!! メイドになるのは80ページ目前後になりマスι 脱字・誤字を見逃してください。 駄文ですが読んで頂けたら嬉しいです。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop