~天に背いて~<~天に送る風~第二部>
『第一関門、突破せよ!』
二人は心の命ずるままに勢いよくその門をくぐった。
しかしおかしいのは大きな門はダミーで、横ちょの小さな扉が本当の入り口らしかった。
よく大軍隊が通るために出口は大きく強固に造り、入り口は厳しく人物をはかられる。
なんだかこの門の奥にいる主は人間くさい部分を持ち合わせているようだった。
「地獄にも他国との戦争などがあるのだろうか」
「あるのかもしれませんよ、王子。文献によれば地下世界と天界は分かたれる前、相当激しくやり合ったそうですから」