ヒミツの生活
あたしたちの周りの人たちも大悟に釘付けだった。
ちらほらと
「あの人イケメン…」
って声が聞こえてくる。
大悟があたしの存在に気付いた。
少しずつ歩み寄ってくる。
「よぉ。」
大悟があたしに話し掛けた。
「よ、よぉ。」
大悟はあたしの目を見て、去っていった。
…って特に用は無いのかよ!
と1人ノリツッコミをしてしまった。
「幸♪幸♪あの人と知り合いなの?」
萌子はなんだかワクワクしている。
「うん…一応…」
「あのね♪あのね♪あの人の隣に居た人があたしの彼氏なんだよ♪」
「へー………ってえぇっ!?まじで?」
「まじまじ〜♪徹くんでっす♪」
正直、大悟にしか目が行かなくて全く分からなかった。