夏の空は蒼く輝く

お泊まり



年が明けて新学期が始まった
ある土曜日

「おじゃましまーす。」

「いらっしゃい。」

私はリョウの家に
お泊まりに来ました

「あら?いらっしゃい。」

「ユリさん!
 お久しぶりです。
 今日はお世話になります。」
 
「お久しぶり。
 自分の家だと思って
 くつろいでいいからね。」

「ありがとうございます。」

「ハナ。
 私の部屋行こう!」

「うん。」


私はユリさんに会釈して
リョウの部屋に行った

「へー。
 意外と女の子らしい部屋。」

「意外ってどういうことよ。
 まあいつもは散らかってるから
 片付けるの大変だったのよ。」

基本的に青中心の部屋
物が少なくてスッキリしてるけど
棚のなかには
漫画がギッシリ詰まっていた

「そうなの?
 じゃあどこかドア開けたら
 詰め込んだ荷物が
 雪崩みたいに出てくる?」

「そんな漫画みたいには
 いかないからね。」


「それもそうだね。」

クリスマスの時に
リョウの家に泊まれなかったから
今回はリベンジということで
急遽決まった
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