夏の空は蒼く輝く


「久しぶりの女水入らずだね。」

「そうだね。
 最近バタバタしてて
 忙しかったもんね。」

一月ということで
私立の学校の私たちは
中学生の入試試験が
今月にあって
その準備やらお手伝いで
バタついた日を過ごしていた

「今日はガールズトーク
 たくさんするから
 覚悟しててね。」

「頑張ります!」

「よし!
 じゃあ夕ご飯でも
 作りますか。」

「え?
 ユリさんは?」

「お母さんは
 お姉ちゃんのとこに
 いつもいくから
 あたし自分の分は自分で
 作ってるの。」

「そうだったの?!
 知らなかった・・・。」

そういえばいつも指のどこかに
絆創膏貼ってたっけ

「でも、なかなか
 上達しないのよ。
 毎日やるのはやんなって
 二日に一度は
 コンビニで買ってきちゃう。」

「じゃあ一緒に作ろう!
 私お料理大好きなんだ。」
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