夏の空は蒼く輝く

「じゃあ副クラス委員を・・・」

「「「はい!!」」」

ほとんどの女子が手を挙げた

挙げてないのは私たちぐらいでしょう

「みんなすごいね
 下心丸出しだし。」

リョウがそう耳打ちしてきたので
私は思わず
笑ってしまった

「急に人気職になったなー
 じゃああえて挙げてない奴にするか。
 ・・・
 高橋!高橋ハナ!」

「へ?」

「お前が副クラス委員だ。」

リョウと話していて
いまいち今の状況が理解できなくて
私は目を丸くした

「いや、せっかく立候補者がいるんですし・・・」

「もう決まりだからな!
 さっそく会議があるから
 二人は行ってくれ。」

ほぼ強制的に決まり
女子の視線をあびながら
私は教室を出た
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