夏の空は蒼く輝く
第二章

入学してから一週間が
経つ頃
私はとても悩みごとが出来た

「ハナー
 たかが部活決めんのに
 そんなに悩むの?」

「だってどれもなかなか
 ピンと来なくて・・・
 というより部活の入部が必須なんて
 知らなかったよー。」

私は机にうつぶせになった

まさか聖蘭が
必ず部活にはいらんきゃ
いけないなんて知らなかった

ただでさえ
運動とか苦手なのに
どこに入っていいか
わかんないよー

「リョウはどこに入るの?」

「あたしは野球部のマネージャー!」

「マネージャー?!」

「うん!ずっと夢だったんだー」

マネージャーか・・・

リョウはしっかりしてるから
確かにいいかもね

「一緒にやる?」

「えっ?」

「野球部のマネージャー。」

まさかのことだったから
私の頭は真っ白になった

私がマネージャー・・・

「でも私鈍くさいから
 いても迷惑になるだけだと・・・」

「そんなこと気にしなくていいんだよ
 他に入るとこないんだし
 一緒にやろうよ!!」

私はリョウの誘いにのることにした

マネージャーなんて仕事
本当に私に勤まるのかな?
< 20 / 152 >

この作品をシェア

pagetop