夏の空は蒼く輝く

コウくんは少し間をおいて

「ごめん、俺彼女いるんさ。」

――――――――っえ

女の子は泣きながら
その場から立ち去った

私も知らなかった
コウくんの真実

「あ、あれ・・・?」

私の目からは
大量の涙がこぼれ落ちた

なんで泣くの?
コウくんに彼女がいたって
私には関係ないのに・・・



『こういうときは
 素直に甘えなさい』

『今度は俺かツバサを頼れよ』

『ごめん。
 さすがにやりすぎた』




コウくんとの思い出が
走馬灯のように
私の頭をかけめぐる

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