空白のtune【完】
新しい日常
次の日、俺は唯の案内で学校へ行った。



「憶えてないかなぁ?ここだよ!!!私達の教室。えっとぉ~・・・ひろの席は、・・・窓際の1番最後の列だよ!!!そしてそしてぇ~なんと私の席はひろの隣だよ♪」


俺は当然ビックリしたがホッとした。わからないことがあれば唯に聞けるし。


「それじゃっ唯!これからも何かとヨロシクな!!!」


「うん♪」


「ちょっとちょっと!朝から熱いねぇ。お二人さん。見てるこっちが恥ずかしいよ」


横から誰かが話しかけてきた。誰だっけなぁ?思い出せない。

「おはよう!!!迅くん。別に熱くないよ!!!ただラブラブなだけだよ☆」


迅?んん~・・・。思い出せない。


「お前迅って言うんだ・・・。俺の親友だった奴?」


「おぉ~やっぱり忘れてるか・・・。」
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