“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
腹が立って。

全身の血が逆流する思いで。

でも

遥が誰を好きになるのも。

そんなの遥の自由で。

だから

オレには怒りの向け場なんてどこにもなくて、


「ちくしょー!」


壁を蹴っても、

壁をこぶしで殴りつけても、

腹の虫なんて収まるはずもなく。




・・・ただ。
・・・ただ。
・・・オレのこぶしから、血が流れただけ。
・・・だった。
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