“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
そう思うものの。


由奈を邪険にすると、
もっと面倒くさいことになると知っているオレは、
小さくため息をつきながら観念し、


「はいはい。
どうした?
どうした?」


いつものように由奈の頭をポンポン叩きながら、
ソファに腰を下ろした。


すると由奈は、


「聞いてよ~!
遥ちゃんがひどいの~!!」


あろうことか、
遥の名前を口にした。
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