“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】
「この前はできなかったのに、今回はできたぁ♪」


腕を突き上げて、バンザイのポーズなんかしちゃったりして。



「凌はやっぱり、すごいねぇ♪」


腕を下ろすと同時に、凌の方を向いて、


「長谷川くんなんてね。
あたしの理解があんまりにも悪いから、
“これ以上、どうやって教えていいか、わかんねぇ”って、困っちゃったの」


長谷川くんの名前を出した途端、凌の顔がスッと曇った。

< 762 / 928 >

この作品をシェア

pagetop