超イケメン☆ホストクラブ
――駅からタクシーを拾い、運転手に場所を告げると、銀河はシートに深くもたれかかった。
「……ねぇ、お店ってどこにあるのよ?」
彼が運転手に話したのはよく聞き取れなかったこともあって、そうたずねると、
銀河は私の方を向いて、「ないしょ」と、いたずらっぽく唇に指をあてた。
「……ないしょとか、そういうの嫌いなんだけど……」
ちょっとイラついて言うと、
「そんなには遠くないけど。それより、おまえもっと笑ってた方がいいぜ? 今も眉間にしわ寄ってたし」
と、言われた。
「大きなお世話だから。それに、私はおまえじゃないって、言ったでしょ」
「ごめん。理沙」
あっさりと謝られると、つっかかった自分の方が悪い気がした。
「……ねぇ、お店ってどこにあるのよ?」
彼が運転手に話したのはよく聞き取れなかったこともあって、そうたずねると、
銀河は私の方を向いて、「ないしょ」と、いたずらっぽく唇に指をあてた。
「……ないしょとか、そういうの嫌いなんだけど……」
ちょっとイラついて言うと、
「そんなには遠くないけど。それより、おまえもっと笑ってた方がいいぜ? 今も眉間にしわ寄ってたし」
と、言われた。
「大きなお世話だから。それに、私はおまえじゃないって、言ったでしょ」
「ごめん。理沙」
あっさりと謝られると、つっかかった自分の方が悪い気がした。