超イケメン☆ホストクラブ
「へぇーそうなんだ? 俺の客とかは、俺にあんたって言われるの、好きみたいだけどな。距離が縮まったみたいで、いいとかって」

と、流星が口にする。

こいつらって、顔はいいかもしれないけれど、ホントデリカシーとかないんだけど……と、思ってると、

「理沙っていうんだ。ごめんね、流星は俺様キャラだし、銀河はちょっとチャラ男入ってるからさ。

そういうのが好きな女の子には受けがいいんだけど、ぶっきらぼうなのはカンベンしてあげてね?」

銀河と流星にくらべると、声は愛らしいのに、喋ってることはけっこう辛らつに感じた。

私が視線を向けると、

「僕は、天空の天に馬で、天馬(てんま)だよ。よろしくね」

と、薄茶色のふわふわとした髪に、まつげの長い大きな栗色の瞳をキラキラと輝かせた、
一見少年のようにも見える男性がにっこりと笑った。
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