超イケメン☆ホストクラブ
「えっ…あの……」

「うなづけよ?」

さらに顔を近づけて肯定を迫る銀河に、根負けしたようにこくりと花梨がうなづく。

「よし…いい子だ」

言って、頭を軽く撫でると、彼女の頬にキスをした。

キスをされた頬をおさえ、花梨が呆然とした顔つきになる。

「……忘れんなよ。理沙にはかまうな。そのキスは、約束だからな」

まだ突っ立ったままでいる花梨にそう言うと、

「じゃ、行こうぜ。理沙」

と、銀河は私の手を引いて歩き出した。
< 64 / 125 >

この作品をシェア

pagetop