恋シタ相手はイケメン校医甘々スクールライフと激熱ラブレッスン編
「マツリー!」
聞き慣れた声で私を呼ぶのは中学時代からの友人


「サクラ」


柳本サクラだった


「聞こえたわよぉあんたのあの音!」


人が苦しんでいる隣で
ニヤつくあたりがいかにもサクラらしい


「おだいじに〜!」


と言い残すと今度は私の背中をバシッと叩いて
その場から颯爽と立ち去ってしまった


私は、サクラのそんな
さっぱりとしたところが好きだ


けれど全力主義で
育ってきた私達は


手加減など知る由もなく


案の定といってはなんだが
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