それでも、君じゃなきゃダメなんだ





あたしはその日、先輩の家を出てから初めて、両親に電話を掛けた。





初めは物凄く叱ってきた母も、あたしが妊娠したときいて急いで飛んできた。





「連絡もせずに…親不孝な娘ね」





「ん…ごめんね、お母さん」





「いいのよ。それくらいがちょうど良いの。ところで、予定日はいつなの?」





「ふふ…あたしと先輩の、記念日の一週間前」





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