王龍2
「疾風、南」
「おう」
「はい」
スッと
物陰から出てきたのは
洋さんの側近である
疾風さんと南さん
疾風さんはがっしりとした
体格をしていて
筋肉馬鹿だ
反対に南さんは
中性的な顔立ちで
そこらへんのケバい女よりかなり美人
そのせいかよく仕事で
女装とかさせられている
・・・らしい
「今からここには
誰もいれさせるな」
「いや、普段から
この部屋俺らしか来ねーし」
「う、うるせぇ!」
そうして子供っぽい
言い合いを始めた2人
相変わらず
疾風さんテンション高いなぁ
あたしは
2人が言い合っている様子を
南さんが出してくれた
お茶を飲みながら眺めていた