王龍2






「南さん」



「何でしょうか?」



「もう帰ってもいいか?」


「そうですねぇ
それは少しばかり
困りますので……


頭と疾風を殴ってきます」



そう言ってニコリと笑った
南さんの背後には
黒いオーラが見えた



「・・・・・(そういえば
この人も腹黒いんだった)」



数秒後
屋敷に疾風さんの
叫び声が木霊した



南さんをキレさせないようにしようと
心に決めた雅だった





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