キラキラロード



「ここだね!1-C!」
「うん。入ろ入ろ!」

教室に入ると、教室内がきゅうにザワザワしだした。
きっと、紗希のせいだろうと思った。

「きっと皐月のせいね!」
「は!?」

いや、違うよ紗希!!;;

「んもう!ホントに自覚無いのね?皐月可愛いのに!可愛い子はちょっとくらい自覚と自信もっていいのよ?」
「いや、あの・・・」

紗希が言うとなんか説得力あるけど、私、自分で言うのも悲しいけど可愛くないし。
なーんて考えてたら・・・

「どこからきたのー?」

声・・・かけられました。
何で皆こんなに積極的なんだろ・・・?
・・・てか、この子も可愛いなあ・・・

「あぁ、私、新島遥!ハルカでいいよ。」
「よろしくハルカ!私は安西紗希。T中学出身です!紗希でいいよん」
「あ・・・えと、K中出身の、坂上皐月です。私も、皐月でいいよ。」
「よろしくねー!紗希に皐月!」

なんか・・・いきなりこんなに可愛い人たちと友達になっちゃった・・・。
ら、らっきー・・・?

「あ、ねえねえ、二人とも部活決めた?」
「私はまだー。皐月は?」
「え?あ・・・私は部活は・・・。あ、でも・・・」
「「でも??」」
「実は・・・バンドを、組もうかなー・・・なんて、えへへ・・・」

私が髪を赤茶に染めた理由は、これ。
少しくらい派手な方が、いいでしょ??
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