after school love
badな朝
-ジリリリ...
「うーん...」
-ジリリリリ...
「...っあーもう!!うっさい!!」
-カチッ
「はぁ...」
あたしの毎日はいつもこんな感じ。
6:30にセットした目覚まし時計にイライラしながら起きる。
カーテンを開けて光を浴びる。
「なんで朝ってこんなに眠いんだろ...」
そして、きわめつけは...
「はぁ~おやすみ~」
そう、二度ね。
こんなことをしているから、起きた時が悲惨なんだけど。
言わなくてもわかるよね??
この先、何が起こるか...

「ヤッバイ!!!遅刻ぅぅー!!」
「お母さんは、何回も声をかけましたよ??」
お母さんが作ってくれた一口サイズのおにぎりを口に放り込む。
そして、それをお茶でむりくり流し込み、朝食終了。
「はぁ、行ってきます!!」
「あっ、占いは??」
「ああ!!見なきゃ!!」
そう、これもあたしの日課。
占いを信じ、一日を過ごす。
よく言えば、人の話を信じ、悪く言えば、詐欺に遭いやすいパターンだ。
「今日は...えっ、一位!?」
めずらしく、あたしの星座かに座は一位。
「運命の人と出会える。ラッキーアイテムはシャーペン??」
シャーペンなんて、学生はみんな持ってるじゃん と思いつつも
「よし!!行ってきまーす!!」
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