チャーリーズエンゼルパイ



「いやいや違うよ、そこのぽっちゃり君!」


「うるさい!ぽっちゃりって言うなっ!」


すかさず子豚に反論され、話の腰を折られる男。



「いや……つまりね……君は探偵の仕事に対して、大いなる誤解を抱いているようだ!
探偵の仕事ってのは、もっとスリルとサスペンスに富んだ魅力的なもので、浮気調査なんてのは、時々やるだけの小さな仕事に過ぎないのだよ!」




「……時々やるんだ……」



子豚の横のひろきが、
ポツリと呟く。


「……いや……とにかく、森永探偵事務所としては君達のような若いフレッシュな力を必要としているんだ!是非、詳しい話を聞いてもらえないだろうか!」



てぃーだ、子豚、ひろきの三人は、再び男に背を向けてひそひそ声で相談を始めた。


「どうする?怪しいって言えば怪しいんだけど、見たところ悪いヤツにも見えないんだよね……」


「でも探偵だよ?訳わかんなくない?」


「やっぱりスルーかなぁ……」


三人は、一風変わったこの誘いに若干の興味を抱きつつも、やはり全く面識の無い人間の突然の話に、疑念を拭い去る事が出来なかった。



すると、その時だった。



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