Double Persondlity
「あっ居た居た!夜月、こんな所で何してたの?」



「―――」



だが通路に座ったまま俯いた状態で夜月は反応を見せない。



「ねぇ?ねぇねぇってば」



優奈が夜月の肩を揺すってみるとどうやら気が付いたようだ。



「…う…うーん……?」



「あっ気付いた?」



「オレ…何で…」



「夜月、こんな所で何してるの?酔い潰れちゃったわけ?」



「………優ちゃん?」



「え…」



「何言ってるの?」



「え…じゃあ…裕也なの……?」



「ああ。そうだよ。にしても何か頭痛いな…」
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