Fall In Love~5日後の恋の行方~
「お客さんが帰った後なら、たぶんうちの社員も色紙持って行くだろうから、その時までは我慢な?」
波留さんにポンと肩を叩かれ私が顔を上げると、優しく微笑んでくれていて。
キュン!と胸が鳴ったのはやっぱり波留さんだから?
さらに赤くなったかもしれない顔を隠すように手元にあったアイスミルクティーを半分ほどいっきに飲み干した。
その後は、書類に書かれていたタイムスケジュールに波留さんからの補足が入り、私達は余白にメモを取る。
「そろそろ戻るか」
波留さんの締めの言葉に腕時計を見るとすでに14時を回っていて、ファミレスに2時間ほど滞在していたんだと気付いた。