Fall In Love~5日後の恋の行方~



戻ってからは聡君と充君も手伝ってくれて4人でハンコ押しを再開。

ただ、考えなくても手さえ動かせばいい仕事だったんでいろんな話をしながら作業が進む。

他愛もない会話を楽しみながらも、私の神経はいつもの席に座る波留さんへと向けられていて。



書類をめくったり、ノートパソコンを開いてカチャカチャ打ち込んでいたりと忙しそうで。

時々、俊さんを呼んでは何か話したり立ち上がって携帯を片手に部屋を出て行ったりしていた。



「波留さん忙しそう」



思わずポロっと言ってしまった言葉に思わず口元を引き締めると、ペタペタとハンコを押していた充君が手を止めて、波留さんの出て行った扉を見ながら





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