愛しい人へ




花火が始まるまで、


梨絵と楽しくおしゃべりできた。




何度見ても梨絵の浴衣姿はかわいかった。




「そろそろかな?」



人の数も倍になり、


ザワザワしている。



時計を見ると、あと1分だ。




「来るぞぉー!」


俺は空を見上げた。






ヒューーーーーーン


ヒューーン ヒューン


ヒュンヒューーーーーン





ドッカーン!!!!!




空が一瞬で色鮮やかになった。
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