愛しい人へ
「これ、かわいい!」
梨絵は鏡の前に立つ。
「どう?」
「うん!すごくいいー!これ買うね」
「おう」
梨絵は鏡で何度もチェックしてから
俺のほうを向いて
「ありがとう。」と微笑んだ。
ああーほんとにかわいいな。
一瞬一瞬、いつも感じてしまう。
でも恥ずかしくて表には出さない。
店を出ると、モワァ~とした風を感じる。
「あっちぃー」
俺は目を細めて太陽を見上げる
「梨絵。ジュースおごってやるよ!
これくらいはいいだろ?」
「うん!ありがとう!」