愛しい人へ


「一緒に帰ろうぜ!」


部活の走りこみを終えて、
タケと雅人がまっさきに俺のところに来た。


「・・・・おう」



俺のことを気遣ってくれてるんだって分かった。



帰り道、梨絵の話は出さないでくれた。

俺は内心、すごく助かった。




雅人のくだらない話にタケと呆れて笑って、

少し気持ちが楽になった。





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