君の影をみてる〜幼なじみの恋〜
「でさぁ、今度、どっか遊びにいかね?」

「4人で?」

「何人でもイイけど。」

「ふ〜ん。いいけど、あたし達のデートの約束、忘れてないよね?」

「あったなぁ、そんな話」

「あったな〜じゃないよ!いつも練習忙しそうだから…」

「じゃあ、土曜。今度の土曜日、どっか行こう。」

「いいの?」

「部活じゃねーもん、強制じゃねーし。」

「うん!そうだ、天神様にも行かなくちゃ!」

「また行くの?」

「そうだよ!合格のお礼参りしなくっちゃ!」

「はいはい。」



そして、待ちに待った土曜日

天神様のお参りを終えても、もちろん、時間はたっぷりあった。

「で、どうする?」

「どうしよっか〜?」

「!。お前の行く学校、近いんだろ?」

「だから?」

「行ってみようぜ!」

「え〜!」

「中には入んねーよ!」

「あたりまえでしょ!」

「偵察に…行くぞ!」

「どうして、そうなるかなぁ…」


近くまで行くと、
クラブ活動に向かう、
いずれ先輩となる生徒と、すれ違った。

「お前、大丈夫か?」

「どうゆう意味?」

「いや〜。」

「あ、心配なんだー。ナンパとか?」

「は?ちげーよ!」
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