はつ恋


「よぉ、色男、美女を二人も連れ込んで地下室で何をやってたんだい?」


和樹が開口一番僕らに投げかけた。


「大沢さん、何て事をいうんだ!僕は・・・」


しまった。和樹のジョークに僕はむきになってしまった。


「カズ!今回は何日居れるの!?」


ターミーが和樹の首にぶら下がった。


僕はカッとする気持ちを抑えるのに必死だった。ボールを持って何百ヤード走らせられても、ディフェンスの巨漢を背負って石段を上り下りしても、千回の腕立てや腹筋をさせられても、そのほうがまだ楽だった。

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