私は君に夢中


キーンコーン
カーンコーン



HRの終わりを告げるチャイム



皆一斉に立ち上がり
思い思いのことをする。


「...もうすぐ冬だな」



「なーにババァみたいな事を
 いってさ〜(笑)」



「ゆり〜ババァじゃないよ!
 おばさん!だよ?」



そう言うと
「へいへい」と
面倒くさそうな返事が
返ってきた。




「それにしても
 なんで毎回毎回、遅刻するかな?」




....痛いとこつかれた。




「今日は目覚まし時計が壊れていて....。」





本当と今日は
目覚ましのせいだから!!

私、悪くないもん




「ふーん...まぁいいけど」




「信じてないでしょ!!」





「うん!」





これがいつも通りの日常
勉強して、ゆりとおしゃべりして
勉強して.....





本当に毎日の繰り返しで
変わっていく事がないと
思っていた。





....あの道を通るまでわ



 
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