満月の日
「うん!!」




「あったぼうよ!!」




「もちろん!!」




「ちょっと待って!!」




ガンマ、リン、ピードは頷いたが、ティラの一言にズルリとふぬけた。




「…何だよティラ…。気が抜けるじゃねぇかよ…。」




「ごめん…。」




リンのため息混じりの声にティラは両手を顔の前で合わせる。




そして、ピードに向かって回復魔法をかけた。




「これで良し。これから凄いのと戦うから、万全の準備で挑まないとね。」




「ありがとう、ティラ。」




ティラの言葉にピードは礼を言った。




「じゃあ、改めて、行くぞ。」




ハードの一言に全員無言で頷いた。
< 218 / 226 >

この作品をシェア

pagetop