満月の日
何もない、暗くて広い部屋。




そこに、一人の青年が立っていた。




アントスである。




アントスはガンマ達を見ると不気味にニヤリと笑った。




「良くここまできましたね。」




低い声が部屋に響く。




「ダーク・マター。お前を倒しにきた。」




ハードを初め、ガンマ、ティラ、リン、ピードがそれぞれの武器を構える。




「あなた達は本当に、私を倒せると思っているのですか?」




アントスは絶対零度の笑みを浮かべる。




「倒してみせるさ。」




ハードの一言に、アントスは冷笑を浮かべた。




「良いでしょう!!かかってきなさい!!」




アントスはそこまで言うと、腰から剣を出した。
< 219 / 226 >

この作品をシェア

pagetop