月夜の散歩
冬夜が居なくてもみんながいるから溜まり場には行っていた


「ねぇ嵐…冬夜はいつもどこに行ってるか知ってる?」


明らかに何か隠してる顔をした


「はっななっ何にも知らねーよ俺は!」


「ウソ!目が泳いでるじゃない!」


「俺の目玉は金魚だから泳ぐのさっ♪」


と訳の解らない事を言ってスキップして行ってしまった


─あやしい


みんな何かを隠してる


遥人なんて聞かれないように目を瞑ったまま喋らないし


秦はパソコンから離れない
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