月夜の散歩
「陽菜ちゃん♪」


「優くん♪」


「おい…」


ピンク色の世界を壊すダークなお声


「「あははは…」」


あたし達は顔をひきつらせながら笑っていた


「陽菜…こいよ」


やっぱりか…


あたしは冬夜の傍に立つとスッと膝の上に座った


「上出来だ…」


あたしは冬夜に寄りかかり「ありがとっ」と耳元で囁いた


「くっ…やめろっ」


「はははっまた冬夜のそんな姿が見られて嬉しいですよ♪」


悶える冬夜を見て喜ぶ秦は…鬼畜?
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