月夜の散歩

「そっか…なら仕方ないね」



千歳の言葉にほっとしたのもつかの間…あたしはふわりと抱きかかえられた



「えっ…千歳くん?…きゃあっ…」



ボスンとベッドに落とされ身体が弾む



──ギシッ



千歳があたしに覆い被さってくる



「こんな事はしたくなかった…キミが悪いんだよ?大人しく俺の物になって…」



「いやぁ…やめて千歳くん…やめてっ!………冬夜」



たまらず口に出した冬夜の名前に千歳の動きが止まる
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