月夜の散歩
「出掛けるからでてこい下で待ってる」と言う冬夜の強引な言葉


また目を瞑りたくなった…


「寝るなよ…やっぱ部屋で待つ入れろ」


なんて俺様?!


「寝起きだからやだ!!」


「入れろ…」


低い声で言われてビクリとし


「…どっどうぞ~」


思わず従ってしまった…


「はぁー……やっぱ彼氏って面倒臭いかもっ…」


昨夜の事を軽く後悔しながら玄関の鍵を開けた
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