月夜の散歩
「陽菜ちゃんお久しぶり」


ピーマン頭の蓁がソファーに座りパソコンをいじりながらあたしを視界にいれる


「あはは…お早い再開で…」


クスッと笑うとまたパソコンに視線を戻した


「陽菜こっち来い」


俺様な奴めっ…仕方ないから行ってあげるかな?




ぐすん…睨みに負けただけです


なんかマジでやだわ絶対キャラ変わってるってあたし…


「はぁー」


小さく溜め息を吐いてあたしは冬夜の元へと向かった


優は前髪をちょこんと結んでニコニコして座っていて本当可愛い


「陽菜ちゃんこんにちは♪」


こんな弟が欲しかったっ!!
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