月夜の散歩
「見たくねぇー仮にも総長がなんつー顔してんだよ」


嵐が呆れて冬夜をみると


「総長もただの男だっつうことだろーよ」


遥人が缶ジュースを振りながら嵐に言って


「はいっ」


とあたしに缶ジュースを渡してくれた


「ただの男?」


首を傾げて考える


「冬夜がこんなに女にべったりなの初めてなんだぜ?!これから毎日これかよ…」


ジロッと嵐を睨む冬夜を"まあまあ"となだめる


先が思いやられるわ…


小さく溜め息を吐いて缶ジュースを開けた
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