月夜の散歩

いつかは…

窓から差し込む日差しの眩しさに目を覚ますと


隣にはすーすーと寝息を立てる冬夜の姿があった


うーんと伸びをして昨日の事を考えていた


あんなにも沢山の人達があたしなんかの為に集まるなんて


みんな雀羅の総長である冬夜に心底惚れ込んでいるのだ


それ程の男を彼氏にしてしまったんだと改めて気付かされる


あたしも強くなりたい…でも自分と向き合わなきゃ強くなんてなれない


心の闇はもっと苦しめ…弱いままでいろとあたしに囁く


冬夜ならこんなあたしを救ってくれるような気がしていた
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