月夜の散歩
冬夜の寝顔を見ながら考えているとゆっくりと目を開きあたしを見つめた


「なんだ起きてたのか…」


「おはよー」


むくっと起き上がると寝癖のついた頭をガシガシとかき


大きな欠伸をしてベッドから降りた


「どこ行くの?」


「風呂…一緒に入るか?」


「なっ…入んないわよっ!」


「冗談だよ…まっいつかはな?」


そう言って悪戯っぽく笑って部屋から出て行った


「へんたい!」


いつかは…そんな日があたし達にも来るのだろうか?
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