禁断の恋。〜兄妹〜



そのあと綺の腕を掴み、ケガした指先をすぐに俺の口に含んだ…。



強く吸い、指先を離して傷口を見た。




「大丈夫か?」


「う、うん…」



綺の頬は少し赤くなっていた。


「ったく、言ってるそばからケガするなよ!
バカ綺…」



頭をコツンとする。




「おっ、お兄ちゃんの言う通りバカだよね…。ごっ…ごめん…ね」




涙を溜めながら俺に視線を向ける。




< 17 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop