牢獄の姫君
母はべつに国王である父と
愛し合ってなかった。
国王が勝手に母を気に入っただけ。
そして…母は私が生まれてまもないうちに死んだわ。
私はそれも覚えてない……。
父は見て見ぬふりをした。
だから私は昔から悪魔の子とか言われて育った。
ある日、アンヌを養女に迎えた今の義母が私も引き取ると言い出した。
私はそれまで孤児院にいたの。
でもお屋敷にいってみたら体罰はうけるし…
父は今でも私に目もあわそうとしないわ。
母に似ているから──。
私もあなたみたいに自由にいきたいけど…
そう簡単にはいかないし……」