青春サプリメント



終始染み(なんか笑ってるようにも見えるし怖い)を見つめていたから分からなかったが、どうやら今 周りを見渡す限りでは 病院というよりかは誰かの部屋という感じであろうか。


とりあえず、扉を隔てた向こう側の人物に はい、と軽く声を掛けた。








入ってきたのは私服姿の日村くんだった。














「――――へ、」


我はびっくりしすぎて上手く言葉も出なかった。

一体、我の記憶がない間にどんだけスキンシップしてんだよ……

と、軽くツッコミを入れつつ、急に身体のことが不安になった我は、服を着ているか否かを確認した。





――――うむ、服は着て―――――るけど、なんで下半身は何も履いてないのかな。





しかしよく考えたら、我は猛烈に寝相が悪く、寝返りを1回打つだけでもパンツが30cmずり落ちることを思い出したので、
半分期待して半分落胆した妄想を打ち消すこととなった。

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