ロシアンルーレットⅡ【コミカルアクション】
「お兄ちゃん… お兄ちゃんは悲しいんだね、希世がバカだから…
 ごめんなさい、ごめんなさいお兄ちゃん。」


 そう言って再び泣き出した希世に、


「希世はバカなんかじゃない。綺麗なだけだ。希世は真っ白で、とても綺麗だ。どんな色にも染まらない。」


 隆治は自分の想いを必死で伝えようとした。


「綺麗だ、希世…




 愛してる…」




 これまで隠すように胸の内に秘めてきた想いをようやく口にでき、隆治は自由になれたような、解き放たれたような、そんな開放感に満たされた。


 希世の頭と背中に両腕を回して引き寄せ、戸惑いながらも希世の唇に自分の唇を重ねた。


 途端、ダムが決壊したかのように、隆治の中の希世への想いが溢れ出し、隆治は希世をソファーに寝かせて組み敷いた。


「産むなら…

 俺の子を産め」


 愛おしげに見下ろして囁くように言い、隆治は希世を抱いた。





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