DESTINY〜君と出会えたキセキ〜
「今、新大阪に着いたよ。ごめんね、連絡が遅くなってしまって……」


と、ひたすら謝り続けた。


「姫路駅に着いたら、もう一度こちらから連絡するね。それじゃ、またあとで」

と、短く電話を切った。 


携帯を握り締めていた私の左手はもちろん、身体中冷や汗が流れ出ているようだった。




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